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Mercedes-Benz Fashion Week TOKYO 2015-16 A/W PART 1

Mercedes-Benz Fashion Week TOKYO 2015-16 A/Wが、渋谷ヒカリエを中心に六本木(メルセデス・ベンツ コネクション、東京ミッドタウン)・恵比寿(EBiS303、ザ・ガーデンホール)エリアで2015年3月16日[月]~3月21日[土]の日程で開催された。今回のFashion Week TOKYO(以下、東コレ)では、13年ぶりのTAKEO KIKUCHI、21年目のKEITA MARUYAMAなど大御所の復活にまず注目が集まった。

30周年を迎えたTAKEO KIKUCHIの今回のテーマは、「RUDE BOY」。そのテーマのごとく、不良の雰囲気をまとったモデルたちがジャマイカ音楽の生演奏をバックに自由気ままにランウェイを歩いた。普段のトラッドなイメージを覆すスタイリング、全体的に黒でまとめられており差し色にビビットな赤や青が効果的に使用されていた。裸にジャケットとトラウザーだけにすることで、ハットやバック、サスペンダー、スカーフなどの小物を引き立てるなど細かいところまで計算されているのはさすがの一言。また洋服だけではなく、ボディペイントや加茂克也氏のヘアメイクの域を超えた表現、BGMと全てが完璧に演出されていた。御年75歳のデザイナー菊池武夫が今回の東コレで1番やりたりたいこと自由に叶え、遊び、楽しんでいたのではないだろうか。一線を画したベテランのショーは他のブランドに大人の余裕を見せつけているようだった。

TAKEO KIKUCHI 15-16aw

昨年20周年を迎えたKEITA MARUYAMA、テーマは「Parfum de nuit」、フランス語で夜の香りを意味する。モデルのCHIHARUが妖艶な雰囲気でパイプを持ってファーストルックを歩き、ショーがスタート。スパンコールやツイードのワンピース等、“らしさ”を随所にちりばめており、オリエンタルな要素が満載。パンダの顔のバッグや虎クラッチバッグなど遊び心のあるアイテムがスタイリングにひねりを加えていた。BGMが変わるたびにショーの雰囲気もがらりと変わる演出で、どこのタイミングでもデザイナー丸山敬太のファンタジーに仕掛けがにじみ出ており、私たち観客は、いろんな物語を一度にみている感覚に陥った。

KEITA MARUYAMA 15-16aw… 78 more words

Web Magazine

JOHN LAWRENCE SULLIVAN 15-16aw

JOHN LAWRENCE SULLIVAN 15-16aw
ベーシックなカラーバリエーションをベースに、オレンジやイエローなどのヴィヴィッドなさし色を加えることで遊び心あふれるモード感を実現。襟元が美しいコートや膝下から裾にかけて流れるようなラインを描くパンツに魅せられた。 インパクトの強いアイテムとして、ところどころぱっくりと切れ込みがはいったニットや、メタリックシルバーのコートなどがあげられるがいずれも抵抗なくワードローブに取り入れられそうである。計算され尽くしたシルエットの美しさや一目でわかる素材の上質さであろう。 メンズのイメージが強いブランドだが、ウィメンズも見逃せない。レザーをあしらった構築的シルエットのワンピースやスカートのカッティングは溜息ものである。 東京を代表するモード系ブランドとしての威厳を見せつけた。

JOHN LAWRENCE SULLIVAN
デザイナー柳川荒士。2003年にブランドを設立し、テーラードを軸にエレガントなスタイルを提案。
2010年ssよりレディースライン開始。2007年より東京コレクション、2011awよりパリコレクションに参加している。

Japan Fashion Week

writtenafterwards 15-16aw

writtenafterwords 15-16aw
独特な世界観が魅力のwrittenafterwordsのショーは毎度観るものをカオスな世界へといざない、不思議な高揚感を与える。ブランドとしてはめずらしくヒカリエのメイン会場で行われた今回のショーも例外ではなかった。 冒頭から笑いが起きた。地球を模した巨大な球体がヨタヨタとランウェイを右往左往しながら登場したのだ。その背後にはキッズの合唱団が控えていて、若々しい声が会場内に響いた。続くルックは全てキッズもしくはティーンのモデルを起用しており、学芸会を彷彿とさせるような演出に観客の笑みは絶えない。 原色を多く用いたスタイリング、UFOやロケットなどキャッチーなモチーフを用いたニットそして両手に地球儀を抱えた3〜4歳と思しきモデル。それらの要素が賑やかに混在していた。 ロンドンのセントラルセントマーチンズで学んだデザイナーらしい“ぶっ飛んだ”演出に、フィーナーレにはブラボーのコールが、ショー中絶え間なく続いた笑い声とともに響いた。

Writtenafterwards
2007年に山縣良和と玉井健太郎により設立された。現在、玉井氏はブランドを離れている。山縣氏はロンドンのセントマーチンズで学んだノウハウを生かしグローバルに活躍する人材を育成するべくcoconogakkoを主催している。 2014年に新ラインのWritten byを立ち上げ、今回のショーはwrittenafterwards、written by合同の発表となった。

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Whiz limited 15-16aw

Whiz limited 15-16aw
柵で覆われたショー会場はスタート前から熱気に溢れていた。15周年を迎えたWhiz limitedの大勢のファンがその服を身に纏って今か今かとショーを心待ちにしていたのだ。まずはアーカイヴを使ったスタイリングを披露。今までのブランドの歴史を振り返り、ラストには2000年からのテーマを全てエンドロールのように壁に映し出した。その後、15-16awのテーマ「RIGHT HERE」と言う文字が映し出され、新作を着用したモデルが一斉にランウェイを歩いた。憎い演出だが、そこには確かに進化があり、また筋の通ったWith limitedのスタイルが存在していた。

Whiz limited
下野宏明によるファッションブランド。2000年にブランドの前進となるWhizを立ち上げた後、2003年に現在のブランド名に改名した。 ブランド特有のすぐにでもワードローブに取り入れられる洗練されたアイテムが人気。ストリートやモードの枠組みを超えた東京における新たなファッションシーンを築きあげた。

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ADEAM 15-16aw

ADEAM 15-16aw
今回のテーマ彫刻家、名和晃平氏の作品からインスピレーションを受けている。その有機的なもの無機質なイメージの融合にヒントを得て、ファーやカシミアなどの有機的な素材と、ナイロンやネオプレーンなどのシンセティックファブリックを組み合わせていた。ラグジュアリーなものをプレシャスなものとして扱うのではなく、ユーティリティーに使われるような素材とカジュアルに組み合わせる事で、エフォートレスなラグジュアリーを表現。決して華美過ぎない、クリーンなデザインの中に込められた少しの仕掛け、それがADEAMの提案したエフォートレスラグジュアリーであろう。

ADEAM
デザイナーは前田華子。5歳からニューヨークを生活拠点とし、18歳でコロンビア大学に進学。そこで美術史と文化人類学を先攻しながら、インターンシップを通してファッションエディトリアルやプレスを体験し、ファッションに開眼する。2011年awより自らがデザインするADEAMをスタート。2013awからニューヨークコレクションに参加。ニューヨークにスタジオを構え、芸術性と機能美を融合した日常のラグジュアリーを提案している。

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CHRISTIAN DADA 15-16aw

CHRISTIAN DADA 15-16aw
ショー会場の真ん中には、幾つものマーシャルのスピーカーが設置されていた。オシャレなシャンソンが流れ始めショーがスタート。モードな雰囲気をまといながら歩くモデル達、ロシア帽子やヒョウ柄のアクセントにエッジが効いていた。中盤にさしかかるとBGMもロックな雰囲気に変わり刺繍の入ったアイテムやデニムジャケット、MA-1など格好良い世界感に拍車をかける。そんなモードな世界の中に和柄のアイテムもあり、一見統一感がないように見えたが、今回のテーマは「VALENTINE」。それはデザイナーがロンドン留学中に好意を抱いていた人の名前だという。そう今回のコレクションは初めから完成されていたものであり、統一感などそもそも存在しないのである。

CHRISTIAN DADA
2010年に森川マサノリがスタート。レディー•ガガの衣装を製作するなど、設立当初から注目を集める。
2012awより東京コレクション、また2015ssからパリコレクションに参加している。

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DRESSCAMP 15-16aw

DRESSCAMP 15-16aw
テーマは人生の空しさを表す絵画「VANITAS」。人生の終わりを表すような、真っ黒のルックからショーはスタート。バックに入れられた花束もいっそう「死」のイメージを増幅させていた。そのまま続くのかと思いきや、中盤にさしかかってくるとゴールドや真っ赤なワンピースなど、豪華な装飾のあしらわれたルックが続く。ブランドが得意とするゴージャスな印象のままショーは幕を閉じた。ショー全体を通して「VANITAS」の静と動が表現されたコレクションとなっていた。

DRESSCAMP
アト・ワンズが岩谷俊和をデザイナーとして、2002年にDRESS CAMPを発表。岩谷が2008年にアト・ワンズを退職し、デザイナーから退くも、2013ssより復帰している。オリジナルなテキスタイルの多様な色彩を使用したデザイン、上質な素材、装飾的なアイテムを多用したゴージャスかつ華麗なイメージのデザインは高く評価されている。

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